昨日、AM11:30頃、残暑と呼ぶにはいささか厳しい暑さの中、京浜東北線下りに川崎から乗り込んだ私はデカイギターケースを持て余しポッカリ空いた席をみつけ「フゥ・・」とため息と同時に座り込んだ。

ふと、気がつくと隣には胸に赤ちゃんをだっこし隣に3歳ほどの子供を連れたご婦人。
ご婦人は前ダッコでかーなり暑いらしく鼻のアタマに汗が吹き出てるが3歳(推定)の子の相手を辛抱深くしている。

鶴見を過ぎたあたりで前にだっこされてる赤ちゃんと目が合う。
そう、あの乳幼児特有の真剣なまなざしで真直ぐに私を見つめる。
私はその真摯なまなざしに少しだけたじろぐがすぐに見つめ返す。

「どうした、暑いね」と目で話しかける。

。。。。


どうやら彼(彼女?以下「彼」)は暑いのは良いのだが退屈らしい。

「そっかぁ、お母さんはお兄ちゃんとあそんでるもんな」

「。。。。。」

しばらく口や目を大げさに動かして退屈を紛らわせてみる。
じっと黒目がちな目を動かして私の顔を見てる。。。

「。。。。」

しばららくするとおバカな私の百面相にも飽きたらしくお母さんの豊満なおっぱいに顔を押し付けかぶりを振る。。。
また目が合う。

。。。。

今度は電車の揺れに合わせて微妙に頭を揺らせている彼に合わせて私も同じ様に視線を合わせたまま前後に頭を揺らす。。。

ニコッ。。。

彼は満面の笑みを浮かべる。
握り締めた両手も上下に振る。
全く歯の無い口の中がス・テ・キ

。。。。。。
。。。。。。
。。。

しかしそんな時間も長くはなくまたしても飽きたらしい。。。。

またしても彼だけの特権である「おっぱい顔押し付け」をし2.3度かぶりをふってよだれをおっぱいにつけた後こちらを再び見た目は既に半開き。。。

「眠いのか。。。」

「少しね。。。」

「じゃあもう寝た方がイイヨ」

彼は閉じかけた目をむりやり開いて私の目を見る。

「いいから寝な」

。。。。。。

どうやら彼は誰もがうらやむような極上の枕に顔をおしつけ本格的に寝たらしい。。。

さっきからずっと私のTシャツから出ている汗が冷房によって冷えた腕に彼の小さくて暖かい手が触れてる、少しだけ指先が動いたり、掴もうとしたりしてる

あぁなんて素晴しい感触。。。。至福の時。

電車はもうすぐ磯子だ。