昨日、縁あってなんと人形劇を観に行った!
「リヤ王」シェイクスピアですよダンナ。

riyaou.jpg初台の新国立劇場、初めて行ったんだけど良い会場だねぇ。
人形劇って初めて観たんだけどさ、
あのひょっこりひょうたん島とかああいう子供向けみたいなヤツかと思ってたらぜんっぜん違うのね!
もっとね、なんか大きいの。

一体の人形を二人で操作してるんだけどほぼ等身大の人形を操作してしかもセリフを喋るのでもうその操作している人の演技なんだよ。
なんかその技術と二人のコンビネーションにビックリした。

リヤ王のストーリーについてはもう有名なネタなんで触れないけど
なんつうか救いようの無いお話。

観ている間中、表現とは とか 何かを伝える事とは っていうのが頭から離れなかったんだけどさ、
何故人形劇?何故シェイクスピア?とかね。

リヤ王はご存知の通り結構人が死ぬんだけどコレに関しては人形劇っていう表現方法が凄く効果的だったように思う。
人が死んで舞台に横たわるとその人形を操作している人が演技をやめて舞台から去る。
そうすると今の今まで演技者によって活き活きと動き喋っていた人形が
文字通りただののモノになってしまう。
それは死の本質を人形劇っていうフォーマットがその特性ゆえに素晴らしく表現しているなぁってね。

とまぁそんな感じで2時間半、最初は「えぇ~人形劇に2時間半かよ!?」と思って見始めたんだけど
ナンノナンノたっぷり堪能しましたよ。
特にその二人一組の人形操作テクニックには感銘いたしました。
すごい人達だよ人形劇団ひとみ座